組合について

よろず屋いちばんは2021年1月に計10名のメンバーが集いスタートしました。

集まったメンバーは「昔からの友達」「仕事を通じて仲良くなった同業者」と言わば全員が顔を知った間柄です。よろず屋いちばんは友人や知り合いと共に仕事をつくりたいという強い情熱を持ってこの世に生み出されました。

よろず屋いちばんは「全員が出資者であり、全員が労働者であり、全員が社長」という協同経営と言われる働き方を採用しております。

協同経営というと難しく感じられる方もいらっしゃるかと思います。要は事業に必要なお金は全員で出して、必要な労働は全員で賄って、経営方針は全員で決めるという方法です。

言うまでもなく、この協同経営という働き方はまだまだ馴染みの薄いものです。端的に言って社長がいて社員がいるという普通の会社経営よりも面倒くさいことは多く、利益を追及する上でも不効率極まりないです。

ではなぜ私たちはそのような協同経営という方式を採用しているのか。この点には大きくふたつの理由があります。

①便利屋業界隈の自営業者を取り巻く現状

近年では「くらしのマーケット」「ミツモア」など便利屋業周辺の仕事を斡旋するポータルサイトが台頭してきています。こういったポータルサイトは非常に便利で登録するだけで仕事が舞い込んできます。

しかし、働く労働者の立場は非常に弱いものです。

ポータルサイトで働く労働者は①いつ首を切られるのかわからない②利益をぎりぎりまで削る価格競争になるというふたつの問題に直面します。

ポータルサイトが覇権を握れば握るほどそこに自営業者が募ります。その一方でポータルサイト運営視点から見た時には登録者が集まれば集まるほどにひとりひとりの労働者の重要度は下がります。

結果として上記①②の労働者同士の『悪い競争』に拍車がかかります。サイトの登録者同士は仲間でも何でもありません。誰かが運営から首を切られたとしても気づくことすらないというのが現状です。そして、仕事を受注するために他社よりも安い値段を提示し続けることになります。

私たちが集って仕事をしようという原点はここにあります。「自分たちの仕事は自分たちでつくる」「困った時には助け合う」というのが我々が目標とする組合の姿です。こういった自営業者同士の連帯・団結を作っていくことを目指しています。

②もっと楽しく豊かな働き方を目指そう!

もう一点の理由は楽しさと豊かさの探求です。

私たちは仕事をもっと楽しくできるのではないか、仕事を通じてもっと生活を豊かにしていけるのではないかと考えています。

そしてその探求の鍵となるのが人と人との関係性です。

現状の仕事の多くは、いきなり誰も知り合いのいない人間集団の中にぶち込まれて働くこととなります。また社長や経営層に会ったことがないというような複雑な上位下達の歯車のひとりとなることもあるでしょう。

私たちが現在模索しているのは、今まさに目に見える関係性、自分が好きな人、一緒に時間を過ごしたいと思う間柄の中で働くということです。そういった仕事のあり方が世の中にあふれていた方がもっと楽しいのではないかと思っています。


長々と書きましたが、よろず屋いちばんは仲間の助け合いによって成り立っている組合です。

リサイクルショップよろず屋いちばんにたくさんの人が訪れ、生活の困りごとや引っ越しや空き家片付けの相談をたくさん頂き、協同労働という働き方が世の中に100、1000と増えていくことを願い、日々邁進しております。

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